ホットカルピスで生き返る!

生まれて初めて身体に(当たり前ではあるが、口、食道、胃、腸の順に)母乳で満たされた感覚と嬉しさを思い出した感慨に浸った。と同時に若くして亡くなった母を久しぶりに心穏やかに過ごす時間を持つことができた。

ことの始まりは日帰り大腸検査。生きて初めて受けた検査。過去百数十回以上の胃内視鏡経験が活きたようで、なんの苦痛も無く、事前処置に時間が掛かるものの胃内視鏡ほど何も違和感を感じなかった。"本当に上手い先生"だったのだと思います。また、看護師さんの事前のアドバイスのおかげ。呼吸、呼吸、深呼吸!先生、看護師さんの30分以上の格闘に深謝。

また、検査実施一週間前から、病院での指示が無くても自発的に食事生活を改善(?)。刺激のある香辛料を避け、アルコール、コーヒーも飲まず、消化に良いと思われるものだけ毎日繰り替えし食した。このことも無痛に好影響を与えてたか(?)。

「検査後、1時間経てば何でも食べて良いですよ。」と言われたものの、何を食べるか考えていなかったので少々思案。普段何かが入っている胃腸(?)には全く何もないので、何でも美味しく食べたり、飲んだりできる筈。思案の結果、身体に優しい"カルピス"を選択。これが馬鹿当たり!「美味し、美味し、美味し。」口から食道、胃、腸に流れ届き、"五臓六腑に染み渡る。" 至福なひととき"を過ごす。生き返ったとも思ったひととき。

最後晩餐は"カルピス"。「温かいカルピスいとをかし。」

ある桜が咲いたころ

今年は妙に桜が眩しい。鮮やかすぎる。どの桜を見ても目を逸らしたいほど美しい。美しすぎる。新しいテレビのCMを見ているようでもある。桜の名所に常に居るようにも思える。3年間毎日通い慣れた路にアーチのように両側から枝を伸ばし咲いている桜は生を受けて初めて感じ見るものにも思えた。確かに今年の春は気温が低い日が続いたせいか、桜だけではなく、他の花ばなも、じっと耐えてきたものを思う存分誰かにぶつけるように美しく振る舞っている。でも、気候のせいだけではないように思える。今まで感心しなかったのが不思議でもある。自分のどこかに自分ではわからないうちに起きている。桜が、花々が怖い、憎い、羨ましい。

残念6

当時を思い起こすと、周りの人達の状況から、また、家計の状況から進学第一では考えていなかった。何とか今より良い生活ができるようになりたいとしか考えていなかった。だから、受験用の勉強はしっかりしなかった。それでも担任が自分の夢(曖昧な記憶で、空に関係する職業で)を思い出させてくれたからなのか、突然、ほとんど勉強せず、ぶっつけ本番さながらの状態で、管制官なるための航空保安大学校試験を受験。勉強しながら、給与がもらえる魅力に惹かれて。だが、、特に、英語は高校まで勉強したレベルでは全く歯が立たなかった。玉砕。

残念5

高校時代、勉強時間が多くないにもかかわらず、2年生になってから視力2.0から悪くなりはじめた。スポーツする機会が減ったからではないかと思っている。

2年生から卒業、その後の将来の進路を考え、誰と何を話したのか本当に全く記憶なし。が、3年間担任であった先生(私が卒業してからある大学の教授に転身)から、ある時、パイロットの案内書類を渡された。驚いた。パイロットになりたいと思った時期は確かにあった。それを口に出して、話した記憶はないのだが。また、視力が悪くなった事から考えなくなってしまっていた。

 

残念4

高校時代は数学が嫌いではないのに、勉強もそれなり(それなりではダメだったと後悔)にはしたのだが、学内、学外でもテスト点数は全く伸ばす事ができなかった。でも、化学、物理、国語、なぜだか音楽の成績はトップか、トップクラスであった。長屋で生まれて育ったからか、大学、あるいは、高等教育への興味がなかった。受験勉強もないに等しいレベルしかしなかった。

残念4

中学は野球部に入るも不真面目な部員であった。ユニフォームを着ての写真を撮った記憶なし。体育と全学年を対象としたバレーボール大会で活躍できた事でバレーボールに興味を持ち出した。垂直跳びは125cm、バスケのリングが掴めるジャンプ力までは伸長。身長170センチ台ながら、190センチ近いプレーヤーと互角の勝負ができた。が極めず。その後、18才くらいまでママさんバレーの練習相手を。高校では帰宅部だったが、卒業するまで野球部からの勧誘が続いた。